FDomes全般について
FDomesドームテントの2つのラインナップ「グランピング」と「クラシック」は同じ骨組みを持ちます。
外幕・出入り口の形状・追加できるオプションに違いがあり、適した用途も違います。
- FDomesグランピング
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グランピング向けのドームテントです。
断熱内張りライナーやカーテンなどのオプションを追加して居住性を高められるため、宿泊棟としての利用に向いています。
- FDomesクラシック
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イベントやショップ向けのドームテントです。
正面に大きな円形のエントランスがあり、人が入ってみたくなる作りになっています。
ガーデンハウスや、屋外での日よけ、フェス内のブースなど、さまざまな使い道ができるドームです。
はい、FDomesはほぼすべての気候条件で一年中使用できます。
FDomesは高品質の素材を使って作られているため、厳しい天候や寒さにも耐えられます。
FDomesのドームテントを採用した施設様の多くは、宿泊棟として通年利用されています。
ジオデシックドーム は、球体を三角形の要素に分割するという考えを基に作られたドーム型の建築様式で、「人間が作り出した最も安定し耐久性のある構造物」として広く認識されています。
1940年代後半にアメリカの発明家・建築家のリチャード・バックミンスター・フラー氏(Richard Buckminster Fuller)によって開発されました。
FDomesでは、この画期的な概念で作られた高品質で長持ちするドームテントを提供しています。
ドームを地面やデッキにしっかり固定すれば、強い風にさらされる場所でもドームを使用できます。
構造計算で風速33m/s(並みの台風レベル)までテスト済です。
ただし、継続的に風速27m/s以上の風が吹く場所や大雪が降る場所では重量フレームへのグレードアップを検討してください。
強風にも強い構造なので、台風のたびに撤去する必要はありませんが、床の固定部分・幕とフレームの固定部分の点検は定期的に行ってください。
大型の台風が直撃するなどの場合には、固定部分をしっかり固定し、風で周囲のものが飛んできて幕を破損するのを防ぐなどの対策を講じてください。
これまで導入して頂いた日本国内のお客様も何度も、台風を経験されていますが、破損したとのお知らせはありません。
特に台風の直撃が多い地域で心配な場合は、重量フレームへのグレードアップもご検討ください。
カナダやフィンランド、北極圏などの雪が降り積もる地域でも使用されています。
寒さについて
FDomesのドームテントは世界中の寒い地域でも使用されています。
より快適に使用していただくために、断熱内張りライナーと薪ストーブの使用をお勧めします。
FDomesのドームの製造に使用されるすべての材料は、耐火性(燃焼しない)または難燃性(溶融するが発火しない)のいずれかのため、安心して薪ストーブをはじめとする暖房を設置できます。
また、特に極寒な地域で使用する場合は、「極寒地仕様 断熱内張りライナー」の導入をお勧めします。
積雪について
ドームテントは雪が積もりにくい形状です。内部温度が10度以上に保たれていれば、雪は自然に溶けて滑り落ちると想定されます。
ただし、内部の気温が下がったまま長時間雪の中に放置して雪が積もってしまうと、フレームなどに損傷を与える可能性があります。
もし積雪の心配がある場合、以下の手順で対応してください。
- 雪が降り始めたら、少なくとも6時間以内にドームの内部温度を10℃以上に温める。
- ドームの外側の雪を長いブラシなどで手動で取り除く。
FDomesで採用している溶融亜鉛メッキは、海岸地域で外にある状態でも25年持ち、さらにパウダーコーティングをしてある上に外幕に覆われた状態なので、腐食の心配はありません。
ただ、常に強い風が吹き続けるような場所の場合は、重量フレームの採用をお勧めします。
FDomesのフレームは、スチールに溶融亜鉛メッキ(どぶ漬け)を施した上に、高級車にも使われる「パウダーコーティング塗装」を施してあります。
腐食と錆から完全に保護されたフレームは、耐用年数は100年以上とも言われています。
FDomesの外幕の寿命は、使用する地域、気候、使用頻度、使用方法によって異なりますが、良好な条件で使用した場合の予想寿命は10年以上と言われています。
風速28m/sを超える風(何かにつかまらないと立っていられない)が継続的に吹く場所では、重量フレームをお勧めします。
設置場所に極端な気象現象が発生しにくい場合は、重量フレームにする必要はありません。
グランピング・オプションについて
ほとんどのカスタマイズオプションは、設営後でも追加可能です。
- エントランスタイプの変更
ガラスドア キャンピングドアなど - スカイライト・ウィンドウの追加
- 明り取り窓の追加
カーテンなど軽量なものは、航空便での取り寄せが可能です。
重量や大きさがあるものは、船便での取り寄せとなるため、お届けまでの日数が長くなります。
スカイライト・ウィンドウはおよそ2㎡の表面積があるので、絶縁面積が少し減ることになります。
オプションで断熱内張りライナーを追加する場合は、スカイライトウィンドウ部分を覆うパーツもセットになっているので、必要な時には閉めていただけます。
不可能ではありませんが、断熱内張りライナーに匂いが残る恐れがあるため推奨していません。
BBQは屋外か別のスペースでご計画ください。
FDomesのバスルームモジュールには、200V単相と100Vの電力引き込みが必要です。
キッチンモジュールも同様です。
ウォシュレット(温水洗浄便座)ではありません。便座保温機能もついていません。
バスルームモジュールは欧米仕様で、給水の方法も一般的なトイレとは異なるため、温水洗浄便座への変更はできません。
バスルームモジュールは、上水と下水を繋ぐだけで使用できます。あらかじめ上下水道の整備や浄化槽設備が必要となります。
また、バスルームモジュールの接続は、電気工事店や水道配管業者など専門家の方に行ってもらってください。
ドームテント内に設置、配管・配電するだけで使えるユニットシリーズです。
バスルームユニットを基本とし、ロフト、キッチン、ベッドを展開しています。
まだ発売から時間が経っていないため、日本国内での施工例はありません。
バスルーム、キッチンはグランピング30以上、ベッドとロフトはグランピング40以上に設置可能です。
バスルームモジュールの上の部分を利用したロフトスペースは、キングサイズベッドの大きさです
外幕は、カラーバリエーションによらず全て650g/sqmの同じ厚さ、同じ防火効力があります。
殺菌剤のコーティング、動作温度(-40°C/+70°C)および8-12年の予想寿命(場所特定の条件によって)等の条件も同じです。
唯一の違いは色ですが、色合いによって、発熱を防いだり、逆に促進させたりすることがあります。
例えば、フォレストグリーンのような暗い色合いは、日差しの強い時に光を吸収しドーム内の温度が高まってしまいますが、一方、汚れが目立たないというメリットもあります。
カラーバリエーションは「外幕」をご覧ください
FDomes純正の煙突のご用意があります。
薪ストーブをご自身で用意される場合も、煙突は純正のものご使用頂くことをお勧めします。(煙突直径150mm)
煙突は外幕の開口部にぴったりフィットし、高温が外幕に伝達しないような作りになっています。
FDomesグランピングのオプションで追加できる薪ストーブは、最新の8kwストーブでグランピング75などの大型ドームでも十分に温めることができます。
例えば北極圏など極寒の地域で使用する場合は、「極寒地仕様 断熱内張りライナー」の導入をお勧めします。
FDomesのドームの使われている材料は、耐火性(燃焼しない)または難燃性(溶融するが発火しない)のいずれかのため、安心して薪ストーブをお使いいただけます。
ただし、煙突はFDomes純正のものを使用し、適正にお使いください。
また、薪ストーブを使用する際には、ソーラーファンはOFFにしてください。
風速28m/sを超える風(何かにつかまらないと立っていられない)が継続的に吹く場所では、重量フレームをお勧めします。
設置場所に極端な気象現象が発生しにくい場合は、重量フレームにする必要はありません。
納期・お支払について
ご注文確定時に総額の半額を、銀行振込にてお支払い頂きます。
製品が完成し、出荷手配が整った時点で残金のお支払をお願いいたします。
FDomesは、完全オーダーメイドで製造しポーランドから輸入するため、ご注文が確定してから3ヶ月半ほどかかります。
海上輸送事情によっては、さらに1ヶ月ほどかかる場合もあります。
ゆとりを持った計画でのご注文をお願いしております。
設営について
FDomesドームテントにウッドデッキは含まれません。
ウッドデッキや基礎、床の加工については、お客様が地元の工務店さんなどと相談の上、施工していただきます。
必要であれば、協力会社をご紹介しますのでご相談ください。
デッキにオプションのPVCグラウンドシートを敷いて、隙間からの湿気や害虫の侵入を防いだ上で、断熱材やコンパネを敷き、フローリングなどの床加工を行うのが一般的です。
FDomesの外幕はヨーロッパ基準の耐火素材で作られていますが、日本の都市計画地域などに適応される防火条件は満たしていません。
建築確認などが必要になった場合に許可が下りない可能性もありますので、設置予定の自治体担当窓口にお問い合わせください。
構造上とても丈夫なドームテントですが、その性能を十分に発揮するためには、水平な場所に設置して頂くのが大原則となります。
基礎を作ってウッドデッキなどを構築し、その上に設置することをお勧めしています。
ウッドデッキ上に設置することは、不快な湿気や虫の侵入にも有効な対策になります。
移動可能なテントは一般的には建築確認などが要らない場合も多いですが、自治体や設置場所によって条件が異なる場合があります。
設置予定地の役場の担当部署(都市計画課やまちづくり課などの窓口)にお問い合わせください。
有料の設営サービスをご利用いただけます。
以下の2タイプからお選びください。
- レクチャータイプ
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弊社スタッフが、お客様と一緒に組み立てます。
- 設営代行タイプ
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設営をすべて代行いたします。
人数は5〜6人をお考え下さい。
骨組みに外幕を掛けるのに1日、断熱内張りライナーやソーラーファンなどオプションの取り付けも含めて2日あれば完成します。
ただ、重さも高さもある製品のため、一般的なDIYよりは難易度は高くなります。
レクチャーや設営サービスのご用意もあります。ご相談ください。
脚立やロープ、電動工具などホームセンターで購入できるものがほとんどです。
詳しくは実際に設営が近づいた段階でお伝えします。
また、安全ためヘルメットの着用をお勧めしています。
- 水平な設置場所
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水平な設置場所ドームはすべての脚に均等に支えられていることが重要です。
ウッドデッキでも、コンクリートでも全体が均一で高低差がないことを確認してください。
- 搬入経路の確保
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設置場所から 10m 以内にパレット搬入できるよう動線の確保をお願いします。
- 作業用電源
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現場作業用電源100V のご用意を事前にお願いしております。発電機でも構いません。
電気設備、給排水設備は、幕への損傷を避けるため、床下からの配線・配管をお願いします。
積雪の多い地域では特に幕側面の貫通等は極力控えていただいたほうが良いかと思います。
エアコンを設置する場合には、据え置き型を推奨しています。